サイクリングルート

見どころいっぱい自転車の旅

 福島県では、県内の美しい自然環境や豊かな観光資源を活かした多彩なサイクリングルートを設定し、自転車に乗って魅力たっぷりの観光を楽しむことができる。
 こおりやま広域圏では「福島県広域サイクリングルート」で、県中地域のモデルコースが示されている。阿武隈川の自然とサクラの名所をめぐるルートは、多くの愛好者の魅了する。
 磐梯朝日国立公園内の「猪苗代湖」では郡山市、猪苗代町、会津若松市にまたがる湖岸などを一周するサイクリングコース「イナイチ」が設定されている。湖岸道路から雄大な猪苗代湖と磐梯山の絶景を望む、見どころいっぱいコースは愛好者に人気を集めている。

猪苗代湖一周「イナイチ」

 磐梯朝日国立公園内にある「猪苗代湖」。猪苗代湖を一周する通称”「イナイチ」は、湖岸の道路から磐梯山を望み、湖面を眺めながら走ることができる魅力いっぱいのサイクリングコース。
 夏には湖水浴やマリンスポーツ、湖畔でキャンプをする人でにぎわい、サイクリストにとっても楽しみが多い。
 郡山市、猪苗代町、会津若松市にまたがる猪苗代湖周辺は、交通量も少ないエリアも多く、走りやすい。また、エリアごとに景観や起伏が異なり、バラエティに富んだサイクリングを楽しめる。
 猪苗代湖と田園風景を楽しみ、湖水の波の音を聞きながら、爽快なサイクリングが満喫できる。

福島県広域サイクリングルート「県中地域」

 福島県は、県内全域の広域サイクリングルートについて、県内7地域ごとに自然環境や観光資源を生かした「メインルート」を選定した。地域ごとに「サブルート」の設定や走行環境の整備、利用者の受け入れ態勢の構築などを図り、利便性の向上を目指す。
 メインルートは総延長が900キロを超える。中通りは果物や史跡などを組み込み、県中エリアは阿武隈川とサクラをテーマとした。利用者の玄関口となる「ゲートウェイ」にはJRの鉄道駅や道の駅などを選び、車や鉄路で各地域を訪れた人たちの拠点としてもらう。
 広域サイクリングルートは、自転車の利用機会を増やして県民の健康増進に加え、自転車を活用した交流人口の拡大や地域活性化を図るのが目的。